ひろゆきが2ちゃんねるを捨てた理由
- 作者: ひろゆき
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2009/05/29
- メディア: 新書
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あとはクラウドコンピューティングなんてWeb2.0と同じで単なる言葉だーとかネットビジネスはテレビと同じことやってちゃ駄目でしょーとかまぁ当たり前そうなことをつらつら書いています。そんな大した事は書いていないんですけどひろゆきがそれをしゃべってるってところに意味があるんだろうなぁというか。「あぁやっぱりそうだよな」ってなるぐらいの発言力がついてるんですよね、この方。
あとは文章のそこかしこからモロ見えするひろゆきの手抜き感というか適当感というかそこら辺の人物像が楽しい感じです。
本文でも触れられてますが、実際頻繁に遅刻するし、自分の本は人に書かせるし、昨日の某IT系のイベントでは自分のプレゼン資料を某社の取締役に作らせて、そのプレゼン資料作った人はひろゆきが資料作ったかのように紹介してるのに「これ僕が描いたんじゃないからわかんないですよ。○○さん読んでください」みたいなことを言っちゃう。何が凄いってそれが許されるのが凄いですね。
さらに「1%のひらめきを99%の努力が出来る人間にやらせる」だの「睡眠をたっぷりとったほうが結果的にいい仕事ができるから遅刻しても良い」だの「自分は空気の読めるKY」だの「自分はロジカルな人間だ」だのetc...。厨二病的なこっ恥ずかしいこといけしゃあしゃあと言ってるんですが、そういうところもなんか別にひろゆきだからいいのか、って思っちゃうんですよね。そういう立ち居位置を確立してしまっているのが凄いなぁ、と。別に彼は誰かに許してもらおうとか思っちゃいないでしょうが。
要するにもう自由人なんですよね。完全に。やりたいことをやりたいように適用にやってて、別にそれが失敗してもなんにも痛くもなくてむしろ楽しい経験したなぁ、で終わってしまいそうな。うらやましいを通り越して悔しいです正直。